ネット印刷サービスのメリットとデメリット

最近、ネットで印刷コストを抑えるサービスのテレビCMが流れています。
 
 
まずは、メリットとデメリットを大雑把にいうと
通常価格の半額以下にコストダウンが可能、その割にはクォリティが高いのがメリット
逆に、納期やデータなど融通性がないのがデメリットです。
 
確かに、経営者が自分で作ったデザインやデザイン部門があるなら安く感じますね。
でも、必ずしもそうとは限らないのです。
 
印刷コストが安いということと、納期や運送会社のトラブルにおけるリスクと反比例します。
例えば、印刷単価を抑えるためには一定期間の保留時間が必要となります。
予約していても、誤字脱字や写真違いなど原稿の差し替えがあれば納期はそこから再計算されます。
 
街の印刷屋さんなら、印刷工程に入っていなければギリギリでも差し替えができます。
また、納品時の時間指定が細かく出来ない、渋滞や冬期間の雪害、納品の車が事故に遭うと納品事態が無くなるなど
 
これらを差し引きしても、通常価格の半額以下は魅力的です。
 
そして、コスト面でも経営者や社員がデザインするということは通常業務をする時間をそこに当てているということで
その時間で上がるはずの売上ロスは作業時間に見合っていますか?
 
お店のプライスカードなら、数分で済みますが
売上アップのチラシなどはアイディアを考える時間とデザインする時間など数時間はかかります。
 
本当の意味でコストダウンするならデザインはアウトソーシング化すべきでしょう
 
自分の意図を理解できるデザイナーとネット印刷を組み合わせることでバランスの取れたコストダウンにつながります。